toukai bakuha
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- 核実験と地震
爆破地震による地震波速度変化の観測
－第５回東海爆破実験結果概報－
Measurements of Variations in Seismic Velocity by Explosion Seismic Method
－ Preliminary Report of the Results in the 5th TOKAI Explosion －
地質調査所
Geological Survey of Japan
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東海地域における地震波速度の変化を検出する目的で，東海爆破（ＳＰ，川根）の第５回目の実験・観測が防災センター，東大地震研究所，東海大学，千葉県公害研究所の協力のもとで
1986 年11 月に実施された。第４回までの結果1）についてはすでに報告ずみで観測精度を越える変化は検出されていない。
ここでは第５回目の結果について報告する。爆発点および観測点の配置は第１図に示す。東海爆破（ＳＰ，川根）に関するデータは大島爆破（Ⅱ）の報告2）の第１表に示されている。
爆発は従来掘削された孔で行われた。観測点は大島爆破（Ⅱ）と同一で17 点であった。観測記録は大島島内および房総半島の４点を除いてほぼ良好であった。例年のように対応する波形数秒間の山，谷の走時を読み取り1981 年を基準とした走時差を算出した。
この走時差の平均値に爆発条件の違い（爆発孔の位置や深さなど）に伴う補正を施し観測点毎に経年変化として表わしたのが第2 図である。なおＳ／Ｎの悪い４点の記録は解析していない。
全般的な相似のパターンも見られるが変動のばらつきは大島爆破（Ⅱ）と比較して小さく，観測精度を越える有意の変化は検出されていない。
（長谷川功・伊藤公介・佐藤隆司ほか地震波速度研究グループ）
参考文献
１） 地質調査所：爆破地震による地震波速度変化の観測－第４回東海爆破実験結果概報－，連
絡会報，32（1984），273 － 275.
２） 地質調査所：爆破地震による地震波速度変化の観測－第７回大島爆破（Ⅱ）実験結果概報－，
連絡会報，40（1988），246 － 249.
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